変わる毎日の中 揺るがないfor your love

 

急に見たくなってえび座'23のcrazy about youを再生した。この振りがすごい好きなんだよな~年末にすぺが無音定点でこの曲を踊ってた動画を何回も見た記憶がある。はしちゃんの後ろで踊るすぺの顔がキラキラしてて大好き。別に当該チャプターを押したわけじゃないのに、この公演を見ると戸塚さんが最後の挨拶で話した「脱進機」って言葉が脳裏を過ぎる。わたしが戸塚さんの声と言葉をよく聞いていたのが高校3年生の夏から冬にかけての間で、特筆して自担だと言ったことも無ければ、真面目に追っていたわけでもなんでもなかったけど、これまでヤスとか加藤さんとか、そういうクリエイティブの方面に才を持つ人のことを選ばなかったわたしが唯一気になって見ていた人。なんとなくずっとそういう認識。そろそろ死ぬんじゃないかってくらい各所で働いて、そこらじゅうでパワーワードをばら撒いては時にああだこうだ言われることもある元太に対して、2018年のえび座前に4人がJ's倶楽部に出演した時「かなりコンテンポラリーというか、カウンターカルチャーだよ、今までの妄想キメ台詞(コーナー名)に対しての」「前衛的だなあ、いやあすごく前衛的だ。芸術的だなあ」って言葉をかけていたこと。戸塚さんの作った「はじまりの音」という未音源化曲が好きで、本人にわざわざ音源をもらって受験期に聴いたと話すあべくんのこと。深く知らないからこそ分からない部分があるのは当然として、それでもなお分からない部分が多すぎるのに、この人のことが好きだなと思うのは今もそうで。漠然とだけ、戸塚さんがわたしの生活上に実在する人じゃなくて本当によかったなって思ってる。笑 近くにいたらものすごい勢いで飲み込まれていただろうし、ズブズブに傾倒していたと思う。言葉に引力を持つ人は怖いよ。怖いし凄い。

バタバタしてるうちにまた前回の更新から1ヶ月くらい経っちゃった…。もう何の話をして何の話をしてないのかがわからん。INIとHYのAM11:00コラボが良かった話はしたっけ?多分してない気がする。これ言うのマジ何回目だよって感じなんだけど、わたしは本当に音楽とか歌がよく分からない人間だし、今こうして特定の好きなバンドを追うようになったところで未だにスキルとかテクニックとかそういうの一切分かりません!ダンスうまいアイドルが好きです!みたいなスタンスで生きていて。だから受動喫煙する形でINIを見るようになってから何故か京ちゃんを気にかけてしまうのは、オーディションの時から唯一顔と名前を覚えていたからとか、小柄で童顔で怖くない見掛けをしているからとか、顔面に反して中身と言動がヤクザすぎて素直じゃないところがかわいかったからとか*1、まあ並べたらけっこう理由あったけど(笑)そういうのが要因だと思ってたんだよね。繰り返し言うけど、わたし歌のことほんとによく分かんないし。だからこのAM11:00を聴いて、何気なく京ちゃんの声を聴いていたら泣きそうになっていた自分に気付いて、ものすごくびっくりした。ああ、わたしこの人の歌が思ったよりもずっと好きだったんだなって。いつも歌の上手い下手とか全然分からなかったくせに、何この人、過去一レベルで歌うまいじゃんってものすごく感動した。しかもね、京ちゃんの歌った歌詞が尚のこと良くて。

このまま時を止めてどこか遠く誰もいない場所へ
このまま時が二人を連れ去ってくれてもいいから

人が心配して安眠ミストやらホットアイマスクをプレゼントにくれるくらいにはうっすらと不眠症なんだけど、このフレーズですごく楽に寝られるから大変ありがたい。。(いっつも弾き語り配信を枕元で再生して寝てるひと)いやもうこの声で普段はボンバルダボンバルダとか歌ってるのまじ意味が分からん。wwwいつもボンバルダを歌ってるわけではないですが。LOUDのリリース時、ひとりひとりが作ったプレイリストを公開してくれたのがうれしかったな。そこでもAM11:00をしっかり入れてるあたり、藤牧さん……になる。好きです。自分が歌えない人だから歌が上手い人にめろる、みたいな感情はほんとここ数年生まれたものにもほどがあるな。いつかは京ちゃんみたいにやさしく歌う人の横で眠っていたい。

KYOSUKE - with LOUD Playlist - playlist by INI | Spotify

とはいえ2曲目の無責任ヒーローがだいぶ急すぎて何!?あまりにも見知った声すぎる。よく聴くらしい。よく聴くんだ…。京ちゃんの声で聴きたいエイトの曲ってなんだろう…I to Uとかロイヤルミルクストーリーとかアネモネとか。冷静に考えて好きなアイドルが選んだプレイリストを聴けるの幸せすぎるから、もっと界隈にこの手口を広めていってほしい。

 

7月の土日は常に誰かしらと会う予定を立てていて、バイト時代の関連人物からサークルや研究室の同期、5年来の付き合いになるフォロワーまで、なんかもうとにかく色んな人に会って会って会いまくった。興味本位で数えてみたら15人と会ってたらしくて若干ビビる。そんな中で19日、誕生日とはいえ仕事終わりの平日だし、でもなんやかんや金曜日だし、とか色々考えているうちに知り合いの経営するちっちゃなバーに漂着して、そこでケーキと花束まで用意してもらって、店内BGMがバースデーソングを集めたプレイリストにぬるっと変わっていたことに気付いて胸がいっぱいになった。それからたまたま同じ時間に席に着いた顔も名前も今はじめて知ったような人が、これわたしからのプレゼントね!って言いながらお酒を注文してくれたり、店主が真っ赤なカクテルをくれるからこれ何ですかー?って聞いたら名前とか無いけど、ほら今月ってルビーでしょ?って言うから、ああ誕生石のことかって思ったり。同席してたすべての大人たちがひたすら優しくて、わたしみたいな若くて面白みのない女の話を真剣に聞いてくれて、いつかはわたしもこの振る舞いができるようになるんだろうかって、ぼんやり考えてた。やろうと思えばできるか。わたしは喫煙者ではないけど、このカウンターで隣に座る人が煙草に火を付ける様子を見るのが長いこと好きだったりします。おかげで非分煙型の喫茶店でも気にせず入れるようになったし。

高校の時の友だちと4月末ぶり?くらいに会った。何なら3人で会うのは去年のすぺのスプパラ以来。他でもないわたしがグループLINEで集めて店まで決めました。行動力〇。とか言いつつ、店ここでいい?って聞いたら平日の12:00前のくせしてすぐ返信が返って来たり、人にMBTIを聞かれたら巨匠って嘘ついてるとか、渋谷の西武がリニューアルしたことを知らない友だちに1年くらい懲役入ってたん?とか聞くノリが相変わらずすぎてたのしかった。笑 この前会社の同期(男)と飲んだ時、(女の子側が)あまりにも面白すぎると自信無くすから面白くない人の方が好きって言われたんだよねーって話した途端、え、なんでそこで自分が面白くなろうって向上心を持つ発想にならないの??って目の前で大ブチ切れ始めたのがどこまでもわたしの友だちすぎて大好きだった。ww潔世一かよ。でもわたしもそう思う。

7月は7月で悩むこともあって、まじで何でこんなこと考えなきゃいけないんって思う時もあって決して楽しいことばかりじゃなかったけど、それでも人生史上1番なんじゃないかってくらい多くの人が19日に連絡をくれて、年を取るのは嫌な反面その事実はすごくうれしかったというか、生き方も人付き合いもさして上手くやってこれなかった自覚がある身としては、これはこれで正しかったって思えるやつだなって気持ちになれたからよかったです。わたしなりに積み重ねてきたものだと思うと。

自分の人生に対する当事者意識はどんどん薄れていってるし、まあ所詮そういう扱いを受ける人間だよね、わたしはどうなってもいいやみたいな諦めが芽生え始めたからなのか、どんな扱いをされても何も思わなくなってきてしまって、でも苦しい時は苦しくて、そんな時にすぐ電話に出てくれる4つ上の友だちがいるのは本当に財産でしかないなって改めて思った7月末。深夜の公園をあてもなくうろつきながら話すわたしに「いいな、〇〇(本名)になってその感じを味わいたいよ」とか平気で言ってくるから、そんなん言うなら〇〇さんが代わりにわたしの人生やってよ、絶対わたしよりうまくやれるよって泣きついたらすぐ「いけるいける、全部うまくできるよ」ってサラッと言ってきて、ほんとに何なのこの人は、普段はギリギリ反社みたいな言動ばっかしてるくせに…って涙が出かけた。このお姉さんはそれなりに、いやかなりやばい遊び方をしてる人で、でもなぜかわたしを可愛がってくれて、破天荒なのに根の賢さや鋭い理知が垣間見えるところがわたしも大好きで、わたしがものすごく傷付けられた時には相手を56しかねない勢いで激昂してくれて、なんかもう本当に…。大切です。会って開口一番、わたし今裁判中だから示談金入ったらまたご飯いこうねー☆とか言ってくる死ぬほど意味分かんない人のくせに、誰よりも、もしかしたら親よりもわたしのことを大事にしてくれるからずるすぎる。最近は彼女が辛くなった時に遠慮なくわたしを頼るようになってくれていて、何でもいいから笑顔になれるもの頂戴、って頼まれた時に高校時代とかの無茶苦茶してた頃のストーリーのスクショとかを送り付けると大喜びしてくれるのがうれしい(それもそれでどうなの)…。決して清廉潔白な生き方をしてきた人ではないのに、そんなところも含めて心から大好きだと言える。出会えてよかった。ほんと、友だちが居るからどうにか生きていられます。どうかできるだけ、変わらない姿でそこにいて欲しい。それが叶わないことくらいわたしにも分かるから、せめてそう祈らせて。

 

*1:どこまでもめんどくさい人が好き