きらめき水

500mLと水溶性

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※ネタバレあり

やっとディズニー+で配信されたーー!まじでうれしすぎる。去年の12月に映画を観に行って、事前のWSで明かされなかったマグニフィコのCVだったり、挿入歌がよかったり、過去作のオマージュがたくさん詰め込まれてたりと期待を遥かに上回る感動でいっぱいになったので。受け取り方は人それぞれだと思うけれど、わたしはめちゃくちゃ好きですこの作品が。王道の展開を最後まで貫いて、変にトリッキーな展開を加えなかったことに意味と価値があると思う。その最たる例として、え、こいつがヴィラン!?ってなる最近のディズニーのメソッドに則ることなく、創立100周年がゆえの原点回帰なのかなんなのか、予告でも本編冒頭でもゴリゴリにヴィランムーブ全開の国王が良い。笑 振り切れてて最高。なんだけど、そんな国王のやばい所がアーシャにバレる前にふたりでデュエットする「輝く願い」って曲がものすごくいいんだよね。原題だと「at all costs」で、それを「守ると」って訳すセンスがとにかく良過ぎる。同じメロディーラインを同じ歌詞で歌いながら、それぞれが抱く願いに向ける思想と取り扱い方が穏やかに分岐していくのがたまらん。この瞬間、到達する最大値は一緒なのにその中身はまったく別物なのが芸術だ…。終盤の「どんな壁に阻まれても迎えにゆく」「思い出して私が守るから 何度でも」ってところで何回聴いても泣きます。情緒が薄れそうなくらいストレートな訳だなあとは思うけどまんまと泣く。w 綺麗すぎるよこの歌。たくさんの願いの中からサバのものを見つけて、一目散に駆け寄ってこう歌うアーシャがかっこいい。美しいメロディーと2人の優しい歌声が大好きで、本編が配信されてからエンドレスでこれを聴きまくっています。

劇場で観た時は最後のリプライズ時の圧倒的な音圧に押し出されるようにして涙が出てきたんだけど、やっぱり何度観てもこのシーンが大好き。プロモでアーシャがソロで歌うウィッシュに力を入れてくれたおかげでメロディーがスッと入ってくるし、何より民衆の歌を彷彿とさせる決起の歌なのがね、もう弱いのよね。笑 完璧なタイミングで出てくるスターがしごでき過ぎてかわいい。そう、スターちゃんがほんとにかわいすぎてまじで飼いたくなる。エグかわいいスターちゃんの挙動と表情を拝むだけでもウィッシュを観る価値ありますので、マジで…!!

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去年丸の内に飾られてたツリー。点灯と同時に表題曲が流れてて、綺麗だし映画を思い出して感動するしでめちゃくちゃよかった思い出があります。ウィッシュ、なぜかすっごく好きなんだよなぁ。プリンセスでも何でもない、家族と友達を大切にしてる(←大前提としてこれがめちゃくちゃ良いんだけど)普通の女の子のアーシャが勇敢に立ち向かっていくにあたって、過剰に女の子としての側面をフィーチャーされないのがわたしの性に合ってたのかもしれない。めげないヒロイン!みたいな記号づけやセールスもなく、ただアーシャという主人公が国王に対峙する、っていうシンプルさが押し付けがましくなくて見やすかったのかな。マグニフィコはマグニフィコで、アーシャのことを容赦なく潰しにかかってたのもよかった。手加減なしの牽制がある意味対等で、それもあってかストレスフリーで観れたのだと思ってる。

それとまあ色んな界隈があるのを知った上で言うけど、叶わない願いだとしても一律回収するんじゃなくて、なら元に返してあげなさいよ、その選択権は国民ひとりひとりにあるでしょうって言うアーシャの言い分がしっくり来るかな。自分の顔が大好きなところとか王国を作り上げた手腕は確かなのとか、いろいろ萌えポイントのあるヴィランなのはわかるけども!!笑 あと中盤でアマヤ(妃)の顔面スレスレのところに杖の先端を向けたのが普通にモラハラで嫌なのでダメです。モラハラは厳しく取り締まらないといけない。あと納められた願いは叶えるって言ってたし、いくら国民の幸せを保証することを高らかに告げようと、自分の力で夢を叶えるにあたっての権利や自由までもを取り上げていい理由にはならないしなあ。結果集めた願いを使うことで国民を抑圧する力を手に入れたわけだし。とかなんとか思ったりもした。

そんなわけで、とにかくわたしはこの映画が好きです!すごく!!そういや去年の12月ごろ、みやちかくんも最新作を観てべしょべしょ泣いたってブログに書いてたな。相変わらずディズニー大好きでかわいい。劇場公開時に感想を書きそびれてしまったのでこのタイミングで文字にできてよかったです。インサイド・ヘッド2もたのしみだな〜。🌟