きらめき水

500mLと水溶性

2021.11.20 SOT(文字起こし)

 

2021.11.20 SONGS OF TOKYO FESTIVAL 2021より

 

♪HALF/女王蜂

 

アヴちゃん:え〜っと、今見てくださってる皆さんこんばんは。女王蜂と申します。
ホランさん:お願いします。もう、皆さんは何者だと思ってる方もたくさんいらっしゃるかと。
村上さん:興味津々だと思いますよ、世界が。
アヴちゃん:ありがとうございます。
ホランさん:誰かに紹介する時に、あっ、こういう人たちによるこういうバンドだよっていうジャンル分けというものが全くこう、当てはまらないというか。
村上さん:いやもうおっしゃる通り!
ホランさん:型にはまらないからこそ何者にもなれるっていう。
アヴちゃん:え〜嬉しい。神戸のギャルなんですけど〜。
ホランさん:(爆笑)
村上さん:言わない!もうアヴちゃん、すぐ答え言わないで〜。そこ追っ掛けたいからファンは。(笑)
アヴちゃん:はい、真実は神戸のギャルです、はい。
ホランさん:神戸のギャルの魂っていうものも大切にしてるわけですね。
アヴちゃん:ギャル魂、はい。
ホランさん:「女王蜂ってどんなバンドなの?」って聞かれたらご自身たちではこう、どういうふうに定義付けされてますか?
アヴちゃん:バンド形態をとっているけども、とっても自由なグループだなぁというふうに思っていますね。わたしすごい…なんかみんなといるとすごい泣いちゃうんですよ、うれしくなったり悲しくなったりすると。
村上さん:喜怒哀楽が激しくなるっていうことですか?
アヴちゃん:泣いちゃうと、すぐにみんなもう…妖精のように集まってきて「大丈夫だよぉ~!」ってしてくれるから、こんな優しい機関はないなぁっていつも思ってます本当に。
村上さん:どういうときにそういう涙が出てくるんですか?
アヴちゃん:あ、やっぱりわたしはたぶん、内省的な部分というか、心のとても…タッチして大丈夫かな?という部分から曲を引きずり出してる部分もきっとあると思うので、歌っていても、とてもこう…触れてしまう、呼ばれてしまうときとかも。まあ演技なさってたら分かると思うんですけど、そういうところもあるんですけど、わたしちょっと「セーラームーン」でいうと…「セーラームーン」ご存知ですか?
ホランさん:もちろんです!
アヴちゃん:わたし、うさぎちゃんみたいな感じなんですよ。
ホランさん:あ~~!
アヴちゃん:普段は「できないよ~!」とか「どうしようレイちゃん」とか言ってるけど、まあ変身したら大丈夫、みたいな。
ホランさん:肝心なときにはやっぱりみんなを一番引っ張っていくっていう芯になる人ですよね、うさぎちゃんは。
村上さん:ほら今の、ちょっとしたこの時間だけでもびっくりしてるね、インターナショナルファンの方もね、いらっしゃると思いますが。
ホランさん:ねえ。そんな海外の声を聞いてみましょうか。
ファン:はいこんにちは~。
ホランさん:よろしくお願いします。
ファン:よろしくお願いします!もうほんとに聴いて、涙が出てしまいました。
アヴちゃん:あ~~ほんまに~?
ファン:今まだ鼻水が…。(笑)
アヴちゃん:あははは(笑)かわいい。
ファン:すごく感動しました。もういつも、女王蜂を聴いてると、自分の価値観を発信する何にも媚びないアーティストです。
アヴちゃん:(やしちゃんとハイタッチ)
ファン:で、音楽を道具にして自分の哲学を伝えているし。私の母国は男性と女性の役割がはっきり分かれていて、新たな価値観で生きることは難しいとずっと悩んできましたが、アヴちゃんのおかげで、自分のレッテルを貼るのは自分で。他人に貼らせないっていうことを気付かされて。
村上さん:うわぁ、一番響くと思うよ、アヴちゃん。
ファン:(笑)自分の好きな仕事をしていこうと背中を押されました。
村上さん:うわあ~。
ファン:媚びないで生きる格好良さを教えてくれてありがとうございます。大好き!(手でハートマーク)
アヴちゃん:(手でハートマーク)
村上さん:それ聞いて一番うれしいやつでしょ!
アヴちゃん:いやぁ~すごい。うん、ちょっとこれは、ちょっとこれは…泣かないようにしている。(笑)あの~、境遇が。似た人ばかりではないと思うんですけれど、やっぱりこう世界を…なんだろう、そんな関係ない、全部土地だとわたしは思ってるんですけど。土地と人しかないと思うんですけど、ほんとに、まっすぐにこんなに伝わってるなんて、と思うと本当に…がんばります!って思いました。ありがとう本当に~!ありがとう。心からありがとう。
村上さん:もうひとかたいらっしゃいますね。
アヴちゃん:初めまして~どうも。
村上さん:情報を伺ってたら、ブラジルとアルゼンチン…
ホランさん:両方のバックグラウンドを持っているということで。この方も女王蜂の大ファンだということで!
ファン:はい。本当に大好きで。初めて女王蜂さんの曲を聴いたのが、あの~「東京喰種」がもともと好きで。
アヴちゃん:あ、ほんまに!
ファン:「HALF」で。
アヴちゃん:はい!
ファン:小中学校ぐらいのとき、自分の容姿というか。周りが日本人で、自分だけが違うと思っててあんまり好きになれなかったんですけど。あの~「HALF」で「簡単な英語しかわかんない」とか、そういう心の持ち方があるんだと思って、マイナスでも勇気になってる感じがして、すごい救われて。もういろんな曲を今では、ずっと移動中とか。聴いてます!
アヴちゃん:…うれしいです、ありがとう~…やっぱりハーフっていう言葉っていうのは、わたしたちもあの~、小さな頃からずっと「ハーフなの?」とか「どことどこ?」とか「お父さん何人?お母さん何人?」っていう、自己紹介する境遇がすごく多いと思うんですよね。
村上さん:うん。
アヴちゃん:で、自分のことを自己紹介するって、毎回なんだろう…けっこう抉れる部分もあるっていうか。
村上さん:なるほど。
アヴちゃん:自分に自分でラベルを貼る瞬間でも、もちろんあるんですよ。で、わたし自身アイデンティティがすごく多様なものであって、で、まあ色んなところでクロスしてるんですけれど。あの~、皆さんのために書いてくって言うとおこがましいですけれども、これからも全ての人には当てはまらないかもしれないけども、色んなクロスした曲を書いていこうと、そういう励みになりました。どうもありがとう~本当に。

 

♪BL/女王蜂

 

 

自分の大好きな人が所属する大好きなグループにとって大切で貴重なはずの主演舞台、にも関わらず余計に介入した強い思想によって奥底がぎりぎりしてしまって…、でもそんな夜に見たことで安らかに修復したときのこと。ただPCの映像を見ているだけなのにまじでありえん泣いた。笑 わたしは対象が自分とされていなくても、誰かが誰かに向けて深い慈愛とやさしさを注いでいる光景を見ると本当に泣いちゃうひとだから…ほんとにほんとにすてきな歌とやり取りだった。それは曲中だけと云わず、進行形で紡いでいく言葉も当たり前のようにすてきで。なかでも「京都のギャル」「優しい機関」っていうワードチョイスが格別に好きだったなー…本当、心から憧れている。やさしい時間をありがとう。

などとまあ、特別なタイミングで特別な心の触れ方をしたこともあり、ちょっとこれは残しておかねば…と思ったので突発的な文字起こしとなりました。満足。ってことで、これから課題を潰します。。