きらめき水

500mLと水溶性

0303

 

言いたいことも書きたいことも叫びたいこともそれぞれ5000個ずつあるけど、とりあえず2022年のひな祭りは日本武道館に居たんだよ、という話がしたい。ので先にしておきます。…と言っても諸問題のおかげですでに色々と吹き飛びつつあるけど!笑 くやしいよ!ほんとにくやしいです。

とりあえず印象的だったところを箇条書きにしていく。思い出したらまた後で追記しておくと思う。

・ひと通り振り返ってみて、いちばん泣いたのは序盤も序盤のHALFだったような気がする。擦り切れるほど聴いたからかな、歌詞も一際克明に聴こえたし、すべてに心当たりがあり過ぎて泣くことでしか感受したものを発散することができなかった…。〈試されてるいつもいつでも 恵まれてるかどうかを〉〈損をしたりちょっと辛いそんな日もあるけど いばらの道で花が咲くなら絶対に見逃せない〉〈半分なんて思ったことないぜ このままそのまま突き進むひかり〉大好きな言葉たち。そのままこのまま降り注ぐひかり、でライティングがひとつの道筋を示すように一瞬だけ軌道と色を変えるやつ、生で観られてすっごくうれしかったな。公演中でも随一、本物だ!って思った箇所かも。笑 憧れとコンプレックスで頭が大渋滞になってるにも関わらず、半分なんて思ったことないし誰かのせいにもしたくない、と歌うあゔ様が何よりもそのまま突き進むひかりでしかなくて。HALFと類されたうえで誰のせいにもすることなく在り続けることの難しさがわかるからこそより眩しい。
・衣装かわいかったあああ…最初の犬姫モチーフ(?)のでっかい白和服を脱いだらきらきらのパープルミニワンピになるのまじミニーオーミニーかと思った。いやまじで。(大まじめ)しかもね、バックレスなの…!そんなんすきに決まってますけど。一変して2着目はブルーのセットアップで、こっちではニーハイブーツも履いてくれてた…ほんとに美の化身という感じ。ちょっと脚を跳ねあげる仕草をするだけでおそろしいほど映えるんだこれが。
・もう一度欲しがって:あゔ様以外の4人がメインの歌詞を歌うだなんて知らなかったから最初のるりちゃんの歌声に驚いたし、なにせみんな歌がうますぎて更にびっくりした。。もちろんコーラスで聴いたことはあるけれど、あゔ様と同じパートを歌ってもしっかり存在感があるのすごすぎない。バンドってみんなこうなのかな…(たぶん違う)特にひばりくん、あのビジュアルで芯のある太い声なの格好良過ぎてちょっと変な気を起こしそうになる。だし、その後満を持して姿を現すお着替え済みのあゔ様に至ってはもう、ほとんどチャンピオンリーグの構図といっしょだった。。こんなんもうシロナでしかない。迫力とか覇気とか華やかさとか、いろんなものを一身に詰め込んでいるのにそれがぐちゃぐちゃに見えないのがすごくて素敵で、ここまですべてを両立できる人っているんだーってふと思ってしまった。ほんとに人かな。わたしのフィルターを媒介したあゔ様は、どちらかと言うと天女とかそういう類いである気がする。てかこの曲、何よりも詞がありえんほどによくて、後からspotifyで歌詞を見ながら聴いてはびっくりしてしまった。。おうち帰ったら何度も聴き返そう。
・虻と蜂、まじでまじで歌ってくれるなんて思ってもみなかったからイントロで心臓潰れたし、狂うほど聴いたはずの〈お姫様にはなれないきっと お后様にもなれないならいっそ〉と、あゔ様の踏みしめる足元に広がる、雛人形の雛壇をモチーフにしているであろうデザインのセットに聴覚と視覚の両方を覆いつくされてしまって、なんかもうそのまま死ぬかと思った…まえに一度書いては消したような覚えがあるけれど、耳だけで歌詞を聴きとって、それの意味が同時翻訳されていくように全ての意味を理解できた初めての曲で。虻と蜂という曲が。だってさあ、〈みんなが知ってる正解はきっと 誰かがついたはじめての嘘〉って云うんだよ。サビの前に。何度汲み取ろうとしても、最初に感じたようにそれは怒りのフレーズだという印象が拭えないし、きっとわたしの抱く怒りの感情と似通っているからなんだろうとも思う。…って勝手に一緒くたにするのは腰が引けるけど、でもなんか、この曲の言ってることだけはほんとに分かるんだよなあ。。規範に騙されてるだけ、ってつい強い言葉を使おうとするわたしのことを抑制すると同時に、代わりに怒ってあげるし守ってあげるよってなだめられてる気持ちになる。2回も偽物って言葉を使ってはいるけれど、その実在性はないと頑なに認めようとしないところに何度救われたか分からなくて、ひたすらいっぱいいっぱいになりながら扇を握りしめてた…。そして、こんなにもきれいで苦しい歌詞なのに流暢に歌い上げてるあゔ様はさすがとしか言いようがなくて。でただ、いちばん最後のフェイクでちょっと音階に段差がかったようにして声を上げていたところに少しだけ身震いした。あゔ様は幸せかな。幸せだといいな。
・繰り返しになるけれど、3月3日、桃の節句に虻と蜂/FLATが歌われること。短絡的かもしれないけれど、ちゃんと受け取ってちゃんと包容された気持ちになれてほんとによかった
・念願かなってジュリ扇を振り回すことができたの、ほんとに幸せでいっぱいだった…。上の席から抜け落ちた羽がはらはら落ちてくるのもおもしろかった。ただこれ、コンタクトがハードレンズの人は死ぬだろうなーとも思った。w 話が逸れました。ジュリ扇の思い出といえば…そう、BLの終盤とかばかほど楽しいんですけどそれは。遅ばせながらようやくバンドのライブの楽しみ方を覚えてきたような気がします。他にも、列に並ぶファンの装いがどれも華美で品があるのに最強だったりギャルだったりでいろいろとおもしろかったし*1、開演前にはメンバーがセレクトした楽曲がひたすら流れていたりとそれもまた新鮮。本編の導入であろう明かりをつけましょぼんぼりに~♬の前、直前も直前に流れていたのがウルトラソウルだったのもわらった。w(みんな揃ってジュリ扇振り上げてたw)あとはTake a pictureとかも流れてた気がする。フリーダムだな。かわいい。
・あとねあとね、ファンのみんなが誇張抜きであゔ様にメロメロなのがほんとにかわいいの。笑 ここまで言葉通りの釘付けなんて知らない、ってくらいおびただしい数の視線があゔ様に向けられていて、グループアイドルのおたくとしての経験しかないわたしからするとかなり新鮮な構図だったりした。でもわかる。死ぬほどわかる。特にあゔ様がセットアップの留め具を外してお腹やらおへその見えるスタイルになった瞬間、ほんとにみんなの握るジュリ扇がピシッて止まったのがおもしろすぎてだな。w 歓声をね、上げたかったよね。。もちろんわたしも骨抜きにされていました。あれだけ美しい人を目にしたら骨くらい簡単に飛び散る。
・年末の対バンライブw/USGの時にも思ったけど、ライブアレンジされた後ろでいろんな音がコロコロ鳴ってバージョンのintroductionが本気で好きすぎるー…。歯ごたえがすごくて、きらびやかで、なのに少しだけ切ない。この切なさ、少し前に深夜練明けのド早朝に副都心線のホームでひとり電車を待ってたときの肌寒さと太陽の明るさが混ざったそれに似てる気がしてならないんだけど、どう!?(どうとは さむいけど確かにお日様は昇っていて、ひとりなんだけどちゃんと世界が始まってるあの感覚を思い出す。〈世の中だなんて安い手品に拍手はしたくないし〉で一度音が鳴りやむのも、心は誰も計れない~を「心は誰にも渡さない」って詞を替えてまで死に物狂いの目で訴えるように歌ってくれるところも、最後の最後に上げるフェイクで完全にとどめを刺された気持ちになるのも全部全部すき。狂いそうなくらいに好き。てか終わり方、締め方が格好良過ぎる。そんなの見たことない。MVの印象もあってなんとなく青っぽいイメージがあったけれど、今となっては他に選ぶ余地もないくらい真っ白、たまにゴールドの色合いが思い浮かぶ。たぶん照明の色も加味してると思う。笑 でもこの、神秘と躍動感が共存してる感じが大好きだ…introductionほんとすき。最後にお礼を伝えたあとに力いっぱいで繊細なフェイクをしてくれるところもすき。ずっと荘厳で丁重で、でもきらきらしているんだな。まばゆい。
・MCもEnc.もない、なんなら舞台上であゔ様が発した言葉とか数回の自己紹介くらいしかなくて、でもそれでも十分すぎるくらいにエネルギーと火力を分け与えてくれて、メラメラしてた。ひとりひとりが手にするライターに火をつけて周ってくれる感じ。ほんとに格好良かった…。行くことを選んでよかったし、次のワンマンもひとつは関東圏で開いてくれることを願いながら、笑 のんびり待っていようと思います。たくさんの受容をありがとう。初めて目にしたあゔ様は、バンドメンバーは、涙が出るほど綺麗な人たちでした。

♡ 女王蜂ひな祭り武道館ライブ開催、“犬姫”アヴちゃんがオーディエンス圧倒(ライブレポート / 写真10枚) - 音楽ナタリー

f:id:miracling:20220304042308j:image

 

 

 

帰りに駅のホームでインライを開いたとき、まさかそんな告知がある放送だなんて思ってもみなかったし、宮近くんの口ぶり的にもそこまで大きな事柄だなんて考えてすらなくて。いまもアイカツ1期の終盤の星宮いちごと一緒じゃん(TT)とか茶化してないと自分の気持ちのあまりの追いつかなさに死んでしまいそうになるし、現に今だってあんまりピンときてない。そんなところまで霧矢あおい。。けど、もう時間もなくて、こんなにも好きな人たちの会話が頭からするする抜け落ちていくことってあるの?って感じで、不自然なほどに気丈に振る舞ううみさんがいて、なるべく面白いことを言おうとするみやちかくんがいて、だめかも、頭が働かなすぎる…。わかんない。何が正解なのかわかんない。でも、あのまま枠を開いていてもわたしの大好きなグループの人たちは決まって前向きな言葉を残して、「みんなのため」「帰ってくるから」と何度も何度も繰り返すことは分かっていたから、都合よく宮近くんのコメントだけを拾ってそれで終わりにした。宮近くんが伝え方をどれほど考えてくれていたか、ってことは痛いほどよくわかった。…っていうかわたし今日、嘘みたいにきれいで強くて美しい人を観てきたんだからその余韻を丸ごと奪い去らないでよ、まだまだ言い足りないことあるよ、なんて言っても後の祭りなのだけれど。

宮近くんはいっつも決まって「みなさんからいただいた愛を俺らからも返せるように」と話してくれている。何なら最近やけに同じ言い回しをするな…くらいには思ってたけれど。さすがに思ってたけど。でもわたしにとって宮近くんという人は、存在そのものが神様みたいで尊くてあこがれで尊敬している在り方で、うみさんの言葉を丸ぱくりするならほんと、居てくれるだけでよくて。だから宮近くんのよく言う「恩返し」の目的語には何があたるのか、考えてみることはあっても腑に落ちる答えにたどり着けたことなんて1度もなかったし、こうして答え合わせされたあとでも納得してるのかって聞かれたって頷けないと思う。喪失感なのかなこれは。ちがう気がする。さみしいとか現実味がどうとか希望がなんとか、そういう感情が成り立つ前の段階に取り残されていて、でもスケジュールの決まっている本人たちは至って前向きで力強くて、ただただこちらの気持ちがまだ動作不良を起こしてるだけなんだろうなというのも分かりつつあるという(4時)。。いやもう4時までなに考えてるんだろうね。ずっとね。でも、不備があるかもしれませんが…と銘打たれていたちゃかまるの最新更新は何度読み直してもまったく不備なんてなくて、輝かしくて、余計に行き場を失った形になる前のなにかがある。わかんない。急に言われてもわからないことしかないよ。でも、しめのゴリラみたいに屈強なブログを読んでなんとか飲み込もうとしてるよ。しめいつもありがとうね。。
やーーーーーーさみしいし不安だし、なにより世界…。。世界ってそんなに大事かなあ、世界に名が知れ渡ることよりもコンサートで姿を見られるとか、少クラで歌ってたまにウインクしたり舌ぺろしてくれることの方がずっとずっとわたしにとっての幸せで、1番になって必ず戻るからこここの場所に!って精神がこの世でいちばん秀でてるわけじゃないんだよ、って言ったら怒られるかな。冷静に考えて考えまくって、結局出た結論が、これまでの人生でいちばん好きになった人が無期限渡米するのほんとにやだ!!!!!!!!!!!!しかなくて、なんかもう頭がおかしくなりそうになりながら女王蜂の曲を聴いて、日の出を拝むはめになっている。無期限思考停止するけど全然。万年実家暮らしのみやちかくんが、メンバーといっしょとはいえ大好きなご家族の元を離れて生活することが決まっている…ってところまで考えて、早速気持ちが追いつかなくてだめになった。笑 でもなるようになってほしいし、バカみたいに真面目で努力家な人たちが損をしない経験になってほしいし、健康でいてほしいし、何より幸せでいてほしい。それを願うことしかできない。とにかく気持ちだけがひとつも正しい位置にたどり着かない、3/3の夜遅くの覚え書きでした。

 

もう現存するTJ担みんな言ってると思うけど+81だけは誰にも明け渡したくない!!!です!!!それだけ!!

f:id:miracling:20220304221750j:image

さみしいよ。今はただ、さみしいとしか言えないよ。人生で最も愛している集団が、心の底から大好きで尊敬しているアイドルが、この国から姿を消すことがこんなにも悲しくてさみしい。でも大好きなんだよ。言葉と気持ちだけがどこまでも追い付かない。彼らの旅立ちの日はもうすぐそこで、決して待ってはくれないというのに。

 

*1:女王蜂の実態は神戸のギャル、と話していたのを思い出した