きらめき水

500mLと水溶性

ほうれん草のオムライス

 

色々あってお誘いをもらったサシごはん、色々と幸せ過ぎて、それでいて同時に内省したりでとにかく気持ちと頭のなかが大変なことになってた。生返事ほどレスポンスが早くて、ちゃんとした言葉を返したい時ほど一瞬押し黙って変な間を生んじゃうわたしを見て、面白がりこそするけど、ちゃんと待ってくれるところが好きだなあと思った。全然ガチ恋だった。お姉さんの薬指に嵌ったゴールドの指輪のおかげで今こんな適当なこと好き勝手言えてるんだから、この人が既婚者で本当によかった。そうじゃなかったら面と向かってガチ恋です!なんて絶対言えてない。冗談にできてない。ありがとう戸籍制度。でもこれが冗談じゃないことを本人もなんとなく分かってるんだろうなって薄々察してはいて、余計に好きが加速するんだからもう救いようがない…。念の為補足するけど、これは一時的に人のことを好きになり過ぎて死ぬかと思った出来事なので、たぶん寝たらこの感情ぜんぶ忘れてる一過性のやつ。だから今書いてる。覚書。

好かれなくてもいいから嫌われないように、ってヘラヘラ立ち回りながら生きてきて、ことごとく漂着する女性だらけのコミュニティの中で自分らしくうまく生きられるポジションをなんとなく探りながら人と会話をして、ここまで来る中で見つけた、限りなく誰にも当てはまることのない薄暗い「こっち側」にお姉さんがバキバキに該当していることを知って、いや、話すうちに段々とわかってきて、なんかもうめっちゃ泣きそうだった。進学、受験、人生の契機となるいろんなタイミングでわたしが選べなかった(選ばなかった)選択肢の先で起こった出来事を教えてくれて終始胸がいっぱいだった。そんな生き方も選んでみたかった。

PayPay送金しますねって言ったのに いやわたしPayPayやってないんだよねPayPalしかやってない!!とか意味分からない適当な嘘ついて払わせてくれないの何???好き過ぎて意味が分からない😭😭(そこまで?)わたしは人が正面に座っているところで自分の話をするのが本当に得意じゃなくて、自分の経験を放流することで相手に何かしらのラベリングをさせてしまうことが苦手で、こういう人だって識別されてそれを向こうに口にさせないように、逃げ切るためにコートぎりぎりのところで毎回シャトルを跳ね返すんだけど、それを知ってか知らずか相手が自分のクレイジーエピソードを山ほど教えてくれたことがうれしかったし、「参考にならないと思うけど」ってそう前置きしてから話す内容がまじで1ミリも参考にならなかったり、ところどころどツボにはまるくらい好きな行動とか考え方とか言葉選びがあって、それに対して好きですって伝えて、っていうかこれ実質雑談配信じゃね?とは正直アルコールが引いた後冷静にそう思った。人に対する振る舞い方がコメント欄のスタンスなのやばくね。やばい。でも人の話聞くの好き。。。行動力と恐れ知らずが限界突破してる人の生き様をひとつでも多く聞き出すのがいちばん好き。。。都市伝説にやたらと詳しいのも好き。。謎。

職場のLINEグループっていう比較的まじめな場所で遅刻を連絡する文面に「すみません」じゃなくて「すいません」って打つ人だけがどうしても許容できないって話、これに異様なまでに同意してくるのは高校の時の友達たちだけだったのに(BFF)お姉さんもやばい勢いで首を縦に振り始めて、もう一生このくだりでしか人と分かり合えない怪異…ってまじめに思った。

みんなだってそれぞれ違った形をもつようにわたしの感覚だって到底一般化できるようなものじゃないから、ずっとずっと飲み会でその手の話題になるたびにジョッキを持ち上げて口を塞いでたけど、今日やっとはっきりわかって、これがわたしが叩き出せる好意というやつの最大値で、後ろめたく思わずに他人へと説明できるそれなんだって知った。で、寝たらこの気持ちもピンときた感覚も忘れ去るんだってことも。納得してもらうには平然として、それ以外におかしいところを指摘されないような話し方をする必要があるのも分かってるし。そこまでして理解されるのを諦めているくせに、みんながうっすら人に興味がなくて、うっすら人のことが嫌いな今だから開き直れているのかもしれない。

「楽しそうな新婚に見えてた?」って聞かれて、素直に頷いて、でも歪んでるところがあるって知れてめちゃくちゃ大好きになりましたって正直に伝えたら笑ってくれたのがほんとーーーーーにうれしかったんだよ。合流するなり 先に言っておくけど、ってふと切り出したと思ったら「名前で呼んでいいよ」「名字で呼ばないでね、もう違うし」ってBSSの典型みたいなことを伝えられて死ぬほど滾ったし(異常性癖)、何億回でも大失恋して、それが楽しいって思えるどうかしてる自分の感じ取り方にようやく納得できて、そのことにすごく安心した。

いま幸せですか?っていうわたしが4月から一生人に聞いて回ってる質問(特定の思想持ってそうって思われるからちゃんと説明したほうがいいよってたしなめられた)(確かに…ってなった)(遅いよ)をそっくりそのまま返されて、可もなく不可もなくです、でも不可がないってことは幸せなのかなって思います、とかまじで普通の会話ができない人みたいな返事をうっかりしたのにも関わらず、ドン引きする素ぶりを見せることもなく、あ~でもわたしもそうかも!って言われたらそんなのもうガチ恋だよね。こればっかりは全力で同意を求めたい。はい。

自分のする話がめんどくさくて煩わしくてだるいことを自覚しているから、本当に思っていることを伝えようとすると言葉に詰まったり逐次的にしか説明できなくて会話のテンポを損なうから、いつもしれっと聞き手側に回って傷つかないようにヘラヘラしていたけど、わたしの話を聞きたがってくれる人がいるって改めて幸せなことで、ちゃんとうれしいんだなって思えた。自分の話をしてわたしの人生に評価をつけられることをめちゃくちゃ嫌がるくせに、人の人生のことを平気で好きだって口にする自分、ほんとにずるいし頭沸いてるしマジ自己嫌悪!!!って感じだけど、これしか人並みに近付ける基準が持てないから、静かに抱えて生きていくことにする。このわがままを許して、わたしをわたしのままで居させてくれるたち友人たちが大好き。節々から汲み取ってわたしを分かろうとしてくれたお姉さんのことももちろん大好き。だから、せめてこの人たちに恥じないくらいに自立して、もう少し内面と能力が年齢に追いつけるように努力したい。 そういう誓いがしたくてこれを書きました。